Pythonの変数とデータ型(int, float, str, bool)をやさしく解説

Pythonの変数とデータ型(int, float, str, bool)をやさしく解説 ツール

Pythonを学び始めると、必ず最初に出てくるのが「変数」と「データ型」です。これらを正しく理解することで、プログラムの基礎をしっかり固められます。この記事では、int・float・str・boolといった基本のデータ型を具体例とともに解説します。

Pythonの変数とは?

変数とは、データを一時的に保存しておくための「入れ物」のようなものです。例えば、数字や文字列を変数に代入することで、プログラム内で自由に使えるようになります。Pythonでは変数を宣言する際に型を指定する必要はなく、値を代入すれば自動的に適切なデータ型が割り当てられます。

x = 10
name = "Taro"
is_active = True

この例では、xは整数型、nameは文字列型、is_activeは真偽値型として扱われます。JavaやC言語のように「型」を宣言する必要がない点がPythonの特徴です。

整数型(int)

整数を扱うデータ型がintです。四則演算や数値計算に多く使われます。桁数に制限はほぼなく、大きな整数も扱えます。

a = 5
b = 3
print(a + b)  # 8
print(a * b)  # 15

よくある注意点

整数同士の割り算を行うと結果は小数(float)になります。整数が欲しい場合は // 演算子を使うと便利です。

print(7 / 2)   # 3.5 (float)
print(7 // 2)  # 3 (int)

浮動小数点型(float)

floatは小数を扱うためのデータ型です。実数の計算や統計処理でよく利用されます。整数を小数に変換することも簡単です。

x = 3.14
y = 2.0
print(x * y)  # 6.28

小数計算の誤差

float型では計算に誤差が生じることがあります。例えば0.1 + 0.20.3ではなく0.30000000000000004と表示されます。正確な小数計算が必要な場合はdecimalモジュールを使うのが推奨です。

from decimal import Decimal
print(Decimal("0.1") + Decimal("0.2"))  # 0.3

文字列型(str)

strは文字列を扱うデータ型です。文章を扱うときに必須であり、さまざまなメソッドを使って操作できます。シングルクォート、ダブルクォートどちらでも記述可能です。

name = "Python"
print(name.upper())   # "PYTHON"
print(len(name))      # 6

文字列の結合

文字列同士は+で結合できます。また、f文字列を使うと変数を簡単に埋め込むことができます。

age = 20
print("私は" + str(age) + "歳です")
print(f"私は{age}歳です")

真偽値型(bool)

boolは真(True)か偽(False)の2値を扱うデータ型です。条件分岐や繰り返し処理で重要な役割を果たします。

is_logged_in = True
print(is_logged_in)  # True
print(5 > 3)         # True
print(10 == 5)       # False

boolと数値の関係

Pythonでは、Trueは1、Falseは0として扱われることがあります。例えば以下のように計算も可能です。

print(True + True)   # 2
print(False * 10)    # 0

Pythonでの型変換(キャスト)

Pythonでは異なる型同士を変換することも簡単です。これを「型変換」または「キャスト」と呼びます。たとえば、文字列を数値に変換したり、数値を文字列に変換したりできます。

num_str = "100"
num_int = int(num_str)   # 文字列→整数
print(num_int + 50)      # 150

pi = 3.14
pi_str = str(pi)         # 浮動小数→文字列
print("円周率は " + pi_str)

ただし、数値に変換できない文字列をint()に渡すとエラーが出るため注意が必要です。

応用テクニック:type()で型を確認する

変数がどのデータ型なのか分からなくなったときは、type()関数で確認できます。これは初心者にとって非常に便利な方法です。

x = 10
y = 3.14
z = "Hello"
print(type(x))  # <class 'int'>
print(type(y))  # <class 'float'>
print(type(z))  # <class 'str'>

デバッグ中や学習時には積極的に活用してみましょう。

よくあるエラーと注意点

データ型に関するよくあるエラーのひとつが「型の不一致」です。数値と文字列をそのまま結合しようとするとエラーが発生します。

age = 20
print("私は" + age + "歳です")  # エラー

この場合はstr()で文字列に変換する必要があります。また、floatの誤差やboolの扱いなども初心者がつまずきやすいポイントです。実際にコードを書いて動かしながら確認するのがおすすめです。

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まとめ

Pythonの変数とデータ型はプログラミングの基礎です。int・float・str・boolを理解すれば、基本的な処理は問題なく書けるようになります。型変換やtype()を活用し、実際にコードを書いて慣れていきましょう。

さらに理解を深めたい方は、Pythonのlistの使い方を学ぶと、配列処理に役立ちます。またfor文やwhile文の基礎も合わせて読むと理解が一気に広がります。

参考:Python公式ドキュメント:組み込み型

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